星野 智洋氏|アルサーガパートナーズ株式会社 執行役員 システム開発事業本部 副本部長
日本大学卒業。海外留学やプログラミングスクールを経てアルサーガパートナーズ株式会社に入社。入社後、Webフロントエンドチームの立ち上げやマネジメント業務を経験し、現在は執行役員システム開発事業本部 副本部長として活躍。
アルサーガパートナーズ株式会社について
── 御社の事業内容を教えて下さい。
「日本のDXを世界で誇れる産業へ」をビジョンに掲げ、純国産のでコンサルティングからシステム開発をの上流から下流工程までワンストップで行えるDXソリューションパートナー事業を展開しております。ビジョンを実現するために、日本の社会課題であるデジタル赤字や多重下請け構造の解消に取り組んでいます。
星野さんのキャリア
── 当時はどんな子供(幼少期〜高校)でしたか。
幼少期は体が弱く入退院を繰り返しいたこともあり死後の世界はどうなるのだろう、とよく思いを巡らせている、少し珍しい子供でした。例えば、輪廻転生はあるのだろうか、そもそも地球がなくなった後はどうなるのか、といったことをずっと考えていましたね。性格面では、今振り返ると、斜に構えるタイプだったと思います。また、中学校・高校時代は反抗期が強く、団体行動も全然できていませんでしたね。
── 今では周りから頼れる存在の星野さんというイメージなので意外ですね。
そうですね。小さい頃は好きではなかったですが、大学時代から徐々に団体行動もできるようになりました。
── 大学時代〜海外留学までの経緯を教えてください。
大学は日本大学芸術学部に進学しました。大学時代は、学業のほかに接客業のアルバイトをメインにしていました。居酒屋やダイニングバーのようなところでアルバイトをしていたので、今考えると、年上の人と話す経験や機会はそこで培われたと思います。海外留学は、就職活動を開始する前に生き方や働き方の価値観を広げたいと考え、3ヶ月の期間フィジーに行きました。海外で生活する中で改めて治安や衛生面などの日本の良さに気づきましたね。
── その後、プログラミングスクールに通われた経緯を教えてください。
日本に帰国後、場所や時間に縛られず、やればやるほど経験値が積み上がっていく仕事を考えたとき、自分の中での選択肢はプログラミングでした。業界未経験で何もわからない状態だったので、転職サポートもついているプログラミングスクールに通いました。帰国したタイミングでお金があまりなかったこともあり、1ヶ月間で無理やりフロントエンドとバックエンドの両方の開発を学べるように頼んで、やり遂げましたね。
── 1ヶ月間でやり遂げるのはすごいですね。
プログラミングスクールに通う前から、Progateなどを活用して個人で学習を進めていたので、プログラミングに対してのハードルはそれほど高くありませんでした。
── プログラミングスクール卒業後、アルサーガパートナーズ株式会社に入社するまでの経緯を教えて下さい。
通っていたプログラミングスクールで、実務未経験エンジニアとしてチャレンジ可能な企業を紹介してもらい、面接に行ったのがきっかけです。いくつか面接を受けた中でも、代表の小俣の人柄や風貌が非常に印象的で、迷わずアルサーガパートナーズに入社を決めました。
アルサーガパートナーズ株式会社 入社
── 入社後、どのようなことに取り組みましたか。また苦労したことなどあれば教えてください。
入社当時は、フロントエンドとバックエンドの開発が分かれておらず、両方に対応する開発案件に関わっていました。プログラミングスクールではバックエンドはRuby on Railsのカリキュラムでしたので、慣れないLaravelでのバックエンド開発は何もできず、途方に暮れていました(笑)。その後、いくつものプロジェクトをこなす中で、どちらかというとフロントエンド開発のほうが自分は好きだと気づきました。ちょうど会社としてもモダンなフロントエンド技術が足りていないと感じ、フロントエンド部門を立ち上げました。
── 現在の星野さんの業務内容を教えて下さい。
現在は、執行役員としてプロジェクトマネージャーを複数名束ねる部門長のような役割を担っています。プロジェクトのデリバリーが業務の約5割を占めています。その他には、採用活動にも関わっています。現在は落ち着いていますが、多い時は1日に2、3件の採用面接が入ることもあります。また、部門全体の売上管理や新規案件の獲得に向けたヒアリングや提案書作成も行っています。
現在のエンジニア組織について
── 現時点の組織体制や人数を教えて下さい。
私が担当している部門にはプロジェクトマネージャーが7人おり、その配下に約50人のエンジニアがそれぞれ配属され、日々デリバリー活動を行っています。
── 現在の開発組織は、どのようなことに取り組んでおりますか。
昨年から、組織運営の一環としてスクラムを導入しています。これにより、プロジェクトの進行がより効率的になり、チーム全体の連携が強化されました。また、社内で定期的に勉強会を開催し、知識の共有やスキルアップを図っています。
さらに、他の部署とのコミュニケーションや協力体制の強化にも取り組んでいます。部門間の連携をスムーズにし、情報の共有を円滑にすることで、全社的なプロジェクトの成功に繋げています。
── 現在の組織の良い点(特徴や魅力的なところ)と課題点(ここを改善すればもっと良くなるなど)がありますか。
弊社の良いところは、進んで手を挙げればさまざまなことにチャレンジできる環境があることです。私自身もエンジニアとして入社し、プロジェクトマネージャーとしてキャリアチェンジできましたし、直近でも同じようにエンジニアで入社した人がプロジェクトマネージャーにキャリアチェンジしようとしています。このような環境はとても魅力的だと思います。改善点は、組織としていかに仕組み化を進められるかだと思います。現在、3拠点を合わせると465名の組織になりますが、今後さらに組織規模が拡大していくと思うので、それに対応するためにもっと運営しやすい仕組みを整えていかなければならないと感じています。そのために、我々執行役員はもちろんのこと、一つ下の世代の人たちも巻き込んで取り組んでいきたいと考えています。
今後の目標
代表の小俣がずっと言っていますが、会社としての最大の目標は『日本のDXを世界で誇れる産業へ』ですね。時価総額のランキングでも海外のIT企業がほとんどの割合を占めているので、日本の企業もそこにランクインできるように、DXを通じて日本を元気にしていきたいです。
── グロースウェル社のEQ診断でいうとどのコンピテンシーに当てはまる方と一緒に働きたいですか?もしくは今の開発組織に必要なタイプはどれにあたりますでしょうか?(図の中からお選びください)
個人的には『7:デリバラー』のタイプの人と働きたいです。会社として必要な層で言うと『5:ストラテジスト』ですね。執行役員やある程度の役職者になると計画を立ててそれを実行する必要があります。このようなポジションを担える人も求められています。また、組織が急拡大しているので、それに合わせて『6:スーパーヒーロー』のようなマネージャー層も大事なので来て欲しいです。
現在のメンバーの中では『1:サイエンティスト』のタイプで、技術に対する情熱を持ったメンバーが非常に多いですね。一方で、あまり必要ではない層は『2:ビジョナリー』のタイプです。ウチの会社には圧倒的なビジョナリーの代表である小俣がいますので。
── 最後にどのような人と一緒に働きたいか教えてください。
ちゃんと最後まで仕事をやり切れる人と一緒に働きたいです。勿論、プロジェクトを進める上で大変な時期もあると思いますが、それを乗り越えて最後まで一緒にプロジェクトをやり通せることは大事だと思いますね。