名生 圭佑氏|イチロウ株式会社 エンジニアリングマネージャー
SIer・受託開発・自社サービスで幅広い開発に従事。祖母の介護をきっかけに介護×IT領域に関心を持ち、イチロウへ参画。現在はEMとして開発体制の整備・採用・AI活用を推進する。
泉名 大介氏|イチロウ株式会社 エンジニアリングマネージャー
28歳で独学からエンジニアに転向。前職では20年以上にわたり大規模ゲーム開発・マネジメントに従事。2025年イチロウに入社し、プレイングマネージャーとして開発組織の基盤づくりに携わる。
イチロウ株式会社

介護保険の“外側”から、現場の課題に切り込む
── 御社の事業内容について教えてください。
泉名:
イチロウは「介護サービスのマッチングプラットフォーム」を提供しています。代表の水野は元々介護士で、介護保険内のサービスだけでは限界があることを現場で痛感していました。人的リソースや給付費の制約が大きく、利用者が本当に必要としている支援に十分応えられない場面が多かったからです。
そこでイチロウでは、あえて介護保険外(実費・10割負担)のオーダーメイド介護サービスを展開しています。時間や内容を柔軟に設計できるため、一人ひとりの状況に合わせた介護を提供できるのが特徴です。
現在はベンチャーキャピタルからの投資を受け、IPOを目標に事業を進めています。ビジネスとしての成長を前提にしつつ、介護人材不足という社会課題とどう向き合うかを、社員全員が真剣に考えながら取り組んでいます。
── 介護人材の待遇という観点でも課題がありますよね。
泉名:
大きな課題のひとつが、人材不足と待遇の問題です。資格を取り、人の役に立つ仕事をしているにもかかわらず、介護士の生涯年収は一般職種と比べて低水準にとどまっています。
この状況を少しでも変えるため、イチロウでは介護士の方に時給2,000円で報酬を支払っています。フルタイム勤務が難しい方や、一度現場を離れてた方にもスポットワークという形で活躍いただき、「眠っていたスキル」が再び社会で活きる状態を目指しています。
現在はご家庭向けの「イチロウ」が中心ですが、介護士の活躍の場をさらに広げるため、介護施設向けの新サービス「イチロウBiz」も立ち上げました。すでに一部施設で検証導入を進めており、年明け以降、本格的に開始していく予定です。将来的には、個別の介護サービスにとどまらず、介護を必要とする方々や介護従事者の生活全般を支えるプラットフォームを目指しています。
【キャリアの原点】幼少期〜学生時代

── ここからは、お二人のキャリアについて伺えればと思います。まず泉名さんは、どのような幼少期を過ごされましたか。
泉名:
小学生の頃は、とにかく“イケイケ”で目立ちたがり屋。児童会長や生徒会長を務め、全校生徒の前で話すのも好きでしたが、中学以降は一気に恥ずかしさが勝ち、人前で話すのが苦手になっていきました。剣道を続けていて、勉強も含めて「何でもそこそこできるタイプ」だったと思います。数学は得意でしたが、当時はエンジニアになる未来は全く想像していませんでした。附属校だったこともあり法政大学に進学しましたが、1年で退学し、日本各地での住み込み仕事やオーストラリアでのダイビングの仕事など、「自然の中で働く生活」を続けていました。
ただ、健康上の理由からダイビングを続けられなくなり、借金返済のため「すぐ働ける仕事」として営業職に就きました。ルート営業を3年続けましたが、配達に近い業務内容で成長実感が得にくく、「このままではマズい」と感じていたタイミングで、エンジニアの友人の話を聞く機会が増えたんです。「自分もやってみたい」と独学で資格を取り、28歳でIT企業に未経験入社。ここからエンジニア人生が始まりました。
── 続いて、名生さんの幼少期・学生時代について教えてください。
名生:
中学生の頃は駅伝など長距離系の競技に取り組んでいて、体力には自信がありました。。携帯電話を持ち始めるタイミングと重なってゲームにどっぷりハマり、その頃話題になっていた将棋AI「Bonanza(ボナンザ)」をきっかけにAIに興味を持ち、「なんか面白そうだな」とワクワクしながら情報を追いかけるようになりました。
IT業界への転身と、“独学でのキャッチアップ”
── 泉名さんは28歳でIT業界に飛び込んだとのことですが、最初の会社にはどれくらい在籍されていたのでしょうか。
泉名:
2年ちょっとですね。1社目はなかなかハードな環境でしたが、当時はとにかく「覚えるのが楽しい」時期で、昨日できなかったことが今日できる、その実感がすごく嬉しかった。土日も含めて働き詰めでしたが、それでも前向きに頑張れていました。
その後、「バックボーンの浅い自分がIT業界で生きていくにはニッチ領域にいくべきだ」と考え、モバイルサービスを中心に展開する会社に転職。ここで20年以上、大規模サービスの開発とマネジメントに携わりました。
── 名生さんの初期キャリアはいかがでしょう。
名生:
私は泉名のようにドラマチックな転身ではなく、大学が情報系だった流れで「エンジニアでいいかな」と軽い気持ちで数社受けて、東京のSIer兼派遣会社に入社しました。
新人研修が終わるとすぐ単独で現場に出され、サーバー管理からSEO、アプリの保守まで幅広く1人で任されました。周囲に聞ける人がいなかったので、すべて独学で必死にキャッチアップする毎日でした。
その後、受託と自社サービスを扱う会社に転職し、AR・VR、ヘルスケア系、選挙速報システムなど多様な案件に携わりました。「吸収できることは全て吸収する」というスタンスで取り組んでいたので、この時期が自分の技術的ベースを作ってくれたと思っています。
介護領域への興味の芽生えと、イチロウへの転職
名生:
コロナ禍でリモートワークになり、状況が落ち着いた頃、祖母が介護を必要とする状況になりました。リモートであれば地元に戻って支えたいと思い会社に相談したところ、「できれば帰らないでほしい」という回答で、価値観のズレを感じたんです。
ちょうどその頃、イチロウの前身である「リンク」と出会い、介護課題をITで解決しようとしている姿勢に強く惹かれました。代表とも話が合い、「この人を応援したい」と素直に思えたことが入社の決め手でした。
【イチロウ入社の経緯】「娘に胸を張れる仕事がしたい」
── あらためて泉名さんがイチロウに入社された経緯を伺います。
泉名:
前職には21年間在籍し、その後半ではゲームタイトルの運営を担当していました。仕事自体は非常に楽しかったのですが、ある時、離れて暮らす娘から「パパ、どんな仕事してるの?」と聞かれたんです。
当時手がけていたのは女性向けの恋愛シミュレーションゲームで、一部には大人向けの要素もありました。「ゲームを作っているよ」と答えることはできるけれど、それを心から胸を張って説明できるか、と自分に問い直したとき、素直に「うん」とは言えませんでした。
一方で、「お父さんは仕事を通じて社会貢献をしているんだよ」と言える自分でありたいという気持ちが強まり、“最後のキャリアは社会貢献性の高い仕事で”という軸で転職先を探していたところ、イチロウからダイレクトスカウトをもらいました。
スタートアップということで躊躇もありましたが、面談の段階で事業計画や細かな数字まで開示してもらい、「これは説得力がある」と感じました。この数字なら、自分の人生をかけてもいい——そう思えたので、イチロウへの転職を決めました。2025年4月に入社してまだ日は浅いですが、今のところその決断にまったく後悔はありません。

エンジニア組織づくりのゼロイチから
── 入社後、最初に取り組んだことについて教えてください。
名生:
入社時の肩書きはエンジニアで、他は夜間対応中心の業務委託エンジニアという体制でした。
エンジニアって、ある意味ちょっと“独特な種族”じゃないですか(笑)。その職種がまだ会社としてきちんと理解されていなかったので、「エンジニアは何をする人たちなのか」を社内に伝えつつ、開発の進め方を整えていくところからスタートしました。
それまでは「こういうことをやりたい」と依頼すると、夜間に開発され「とりあえず動くもの」だけが上がってくるスタイルでした。そこから、「単に依頼して物を受け取る」のではなく、社員同士でコミュニケーションを取りながら、思いつきではなく本当に必要な機能を、効果測定や検証の視点も持って開発していく“風土づくり”を進めていきました。
代表も介護畑出身で、エンジニアと働くのはほぼ初めての状態でしたが、外部の技術顧問的な方とも連携しながら「開発組織とは何か」「エンジニアリングとは何か」を一緒に形にしていきました。
── 変革のプロセスで「良かった点」はどのあたりでしょうか。
名生:
大変そうに聞こえるかもしれませんが、あまり「苦労した」という感覚はなくて。イチロウには「ハートワーク」というフィロソフィーがあります。
基本的にみんな介護現場から上がってきた人たちなので、「なぜそうするのか」「その背景や理由は何か」まで説明すると、柔軟に納得してくれる方ばかりでした。結果として、エンジニアに対する理解が思った以上にあるメンバーが揃っていた、というのが入社して一番良かった点だと感じています。
── 泉名さんは、入社後どのような役割からスタートしましたか。
泉名:
肩書きは特になく、一人のエンジニアとして入社しました。面接のときに「ゆくゆくはマネージャーもお願いするかもしれません」とは言われていたものの、自分としてはまだマネージャーをやるつもりはなくて。前職ではマネジメント比率がかなり高く、コーディングする時間がほとんど取れなかったので、「一度がっつり開発に集中したい」という思いが強かったんです。
イチロウに入ってからは、一日中コードを書いていられる環境で、「久しぶりに“作ること”を心から楽しんでいるな」と感じながら過ごしていました。そうやって3ヶ月ほど経った頃、プロダクトオーナーから「やっぱりマネージャーをやってほしい」と打診があり、「あぁ、短いエンジニア専任時代だったな」と思いつつ(笑)、現在はマネージャーを担当しています。
ただ、今も業務の半分くらいはコーディングができているので、自分としてはプレイングマネージャーが一番性に合っていて、そのスタイルが実現できていることにはとても感謝しています。
【現在の役割】急拡大する開発組織を2人のEMで支える
── 現在の業務内容についても、お二人それぞれ教えていただけますか。
名生:
ここ1年ほどで開発チームが急拡大し、今は業務委託も含めて20名強の体制になっています。1年前は5名ほどだったので、一気に3〜4倍に増えた感覚ですね。
20名超をEM1人で見るのはさすがに多いので、「長くいるし、やってみない?」という流れで2名体制となり、「じゃあやりますか」と引き受けました。業務比率としては、開発が約5割。残りは来期の開発体制・人員計画、採用、プロジェクトごとのリソース配分や開発計画に時間を使っています。
泉名:
私も大体似たような比率で、半分くらいが開発です。採用にだいたい1割、残りの2〜3割が組織運営や各種ミーティングですね。あとは、オンライン上でメンバーと雑談する時間を全体の1割くらい、意識的に設けるようにしています。ちょっとした雑談から、チームのコンディションや小さな課題が見えてくることも多いので、大切にしている時間です。
【イチロウの事業の魅力】古い体質の業界に“保険外”でメスを入れる
── あらためて、イチロウの事業の魅力について伺ってもよろしいでしょうか。
介護業界は全体として体質が古く、IT化も十分とは言えません。介護保険という制度の枠に縛られていることもあり、非常に保守的な業界です。
その中で代表の水野は現場で限界を感じ、あえて「保険外」という切り口で介護業界にメスを入れようとしています。この姿勢自体が、業界全体に一定のインパクトを与え始めていると感じています。
特にお伝えしたいのは、「介護保険外サービスを包括する協会」が今年発足し、クラウドケアさんやダスキンさんなど錚々たる企業が参加する中で、弊社代表の水野がその協会の会長を務めていることです。保険外サービスの活用を通じて介護業界を良くしていこう、という活動をリードしている点は、大きな特徴だと思います。
── ITだけではなく「人の力」が強みになっている点も印象的です。
泉名:
そうですね。正直、ITの技術力だけで言えば、イチロウが業界で圧倒的トップというわけではないと思っています。むしろ強いのは「人の力」です。
要介護者や介護士の方々と日々コミュニケーションを取りながら、より良いマッチングサービスを提供するユーザーエクスペリエンス部があり、この部署が会社の中で最も人数も多く、元介護職のメンバーが多数在籍しています。
現場理解のあるメンバーが、「どんなサービスが求められているのか」「どのような支援が本当に役立つのか」を深く理解したうえで、サービス全体を支えてくれている。ここがイチロウの一番大きな強みだと思います。
ビジネス的な観点でも、介護市場は需要が大きく、やり方次第でまだまだ伸ばせる余地があります。介護士は職業別人数で見ても多い一方で、業務の効率化が十分ではありません。ITや仕組みづくりを通じて効率化が進めば、人数を無理に増やさなくても、今まで行き届かなかった方々にまでサービスを届けられる。そういった可能性を強く感じています。

組織体制と現在のプロジェクト
── 現在の開発組織について教えてください。
名生:
大枠としてはプロダクトグループが1つあり、その中が細分化されています。プロダクトオーナーとデザイナーが1つのチーム、エンジニアリングはA・Bの2チームで、それぞれを泉名と私が担当しています。計3チーム体制ですね。
開発全体の組織運営や採用は泉名と私がハンドリングし、新しい技術ツールの導入やアーキテクチャの検討などは、テックリードが中心になって判断する、という分担で進めています。
── 現在のプロダクト組織では、どのようなプロジェクトに取り組まれていますか。
名生:
今はいちばん大きなテーマである「イチロウBiz」のPoC開発に全体が注力しています。できるだけ早くリリースするため、ほぼ全員がこのプロジェクトに向き合っている状況です。加えて、年明け以降は複数プロジェクトが並行する計画があるため、その割り振りや体制を泉名と一緒に検討しているところです。
── 組織の「良いところ」や魅力を伺いたいです。
名生:
一番大きいのは「自由度の高さ」だと思います。自由といっても放任ではなく、エンジニアがエンジニアらしく成長できる土壌があるという意味です。前職のエンジニアマネージャーの方針をできるだけ引き継ぎ、技術レベルを下に合わせるのではなく、全員が上に合わせて引き上げていく文化を大切にしています。
エンジニアチャットはかなり活発で、質問すれば誰かが即座に答えてくれる雰囲気があります。ビジネス要件をより良く実現しようという姿勢が全員にあることも強みですね。
泉名:
いまの自由度は、人数が急激に増えたことも背景にあります。1年前まではメンバーが少なく、急拡大にルールやドキュメントの整備が追いついていないのが現状です。だからこそ、エンジニア一人ひとりが自立していないとアウトプットが出ない環境でもあります。
業務委託を含め、今いるメンバーは自立したプロフェッショナルが多く、お互いにリスペクトしながら裁量を持って仕事を進めています。今後は若手の採用も強めたいので、教育体制や育成の基盤づくりを整えていく必要があると感じています。
── では逆に、課題として感じている点はありますか。
名生:
現状は「自分で課題を発見し、解決し、クローズまで持っていく力」が求められます。ここにマインドセットがフィットしない方にとっては、少し難しい環境になってしまうのが課題ですね。
また、Biz側の開発に注力してきたことで、既存プロダクトのドメイン知識が薄くなってしまっている面もあります。新しいメンバーも新規開発の知識に偏っているので、それを平準化し、プロダクト横断の組織設計に戻したいと考えています。
理想は、プロダクト単位ではなく課題単位でチームを組成し、フロント・サーバー・インフラ・アプリなど必要なメンバーを毎回アサインして、誰かが旗振り役となりながら課題を流動的に解決できる“課題ドリブン”な体制を実現することです。
AI活用の現在地と今後の展望
── 採用情報にもAIに関する記述がありました。御社ではAIをどのように活用しているのでしょうか。
名生:
サービスとしてのAI活用と、開発現場での活用の両方があります。
サービス側では、まずパートナー面接へのAI導入を進めています。現在は人が面接官として対応していますが、面接可能な人数に限界があります。そこで、過去の面接データをもとにAIがパートナーの特徴やスキルを判定する仕組みを導入し、対応可能な数を増やす狙いです。
2つ目は「マッチング」へのAI活用です。現在はユーザーエクスペリエンスチームがヘルパーと利用者のマッチングを手動で行っていますが、サービスが拡大するほど業務が逼迫します。そこでAIを導入し、マッチング負荷を下げることを目指しています。こちらはデータ収集を進めつつ、まだ検証段階といったところです。
プロダクトチーム内でもAIの活用は進んでおり、Cursorやチャットボットを使ったコーディング補助、Cursor botによるコードレビューなどにより、人的なレビュー負荷が下がっています。
今後の目標と、一緒に働きたい人
── 今後の会社としての目標を伺えますか。
名生:
短期の目標は「イチロウBiz」を無事にリリースし、プロダクトとして成功させることです。
中長期では、ビジネスサイドから「やりたいこと」が非常に多く出てきており、今後は複数プロダクトをパラレルで走らせる必要があります。そのためにも、プロダクト開発者を現在の規模からさらに増やし、20名ほどまで拡大したいのが採用面での大きな目標です。
ただ、今の会社では“自立したエンジニア”でないと働きづらい部分もあるので、「まだ自立しきれていない」方がしっかり自走できるレベルまで育つための仕組みを、中期の課題として整えていきたいと考えています。
泉名:
技術面で言うと、まだシステムとして未熟な部分が多いのが正直なところです。過去の負債もありますし、一旦どこかでそれをきちんと整理し、クリアにしたうえで次のフェーズに進めるような体制づくりが必要だと考えています。その意味でも、改善を楽しめるタイプのエンジニアにはぜひ来てほしいですね。
── では、どのような方と一緒に働きたいかも、改めて教えてください。
名生:
冗談に聞こえるかもしれませんが、正直「若い方」に来てほしい、というのがけっこう切実です。介護が“自分ごと”になるのは多くの場合40〜50代になってからで、20代・30代が介護に強い関心を持つのはなかなか難しいんですよね。だからこそ、若い世代に「介護×IT」の領域に触れてもらえると嬉しいし、新しい風を吹き込んでくれる存在になってくれると思っています。
現在のプロダクトチームは平均40歳オーバーで、いわゆるミドル〜シニアクラスのエンジニアが多い構成です。そのため、自立して課題を見つけ、解決し、最後まで持っていける人。年齢に関係なく、自分で動ける人というのが「一緒に働きたい人物像」になりますね。
泉名:
スキルももちろん重要ですが、それ以上にコミュニケーションがしっかり取れる方が必要だと思っています。ここで言うコミュニケーションは単なる言語能力ではなく、相手を慮り、ハートワークできるかどうかです。
私たちはコミュニケーションを非常に大事にして開発しています。ここがギスギスしてしまうとアウトプットにも影響しますし、実際に過去にはそのせいでインシデントにつながってしまったこともありました。だからこそ、チームワークを保ちながら働ける人というのが、最低限の条件になると思っています。
“感謝の重み”が違う。社会貢献を実感できる仕事
── 最後に、読者・候補者へ向けてメッセージをお願いします。
泉名:
私は「社会貢献できる仕事がしたい」と思ってイチロウに入りましたが、実際に働いてみて本当にそれが叶っていると感じています。
利用者さんからの声を共有していただくことがあるのですが、前のゲーム開発でも「楽しかったです」という声はたくさんいただきました。ただ、イチロウでいただく感謝の言葉は重みが全然違うんですよ。
介護の現場でいただく「ありがとう」は、やりがいにもなるし、責任感にもつながるし、自分の人生を豊かにしてくれるものだと実感しています。そういう“誰かの生活を支える実感”を持ちながら働きたい方は、ぜひ一緒に挑戦したいと思っています。

